野猿の曲はいいぞ!だからダイマします。

2018年、明けて一発目のブログ更新となる訳ですが

内容は年を遡り20年も前の流行りものの話です。

このブログは鼻筋さんのひとりリクアワに影響を受けて

20年前好きだった音楽のダイレクトマーケティングが狙いです。

当時を知っている方は懐かしいなぁと思いながら楽しんで頂ければ幸いです。

 

時は1998年。

まだCDは8センチの小さい円盤の時代で細長い販売形態。

その姿を「短冊」と今の人は呼ぶとか呼ばないとか。

黒鶫さんは14歳。

厨二…いや、中2で当時はTMRCoccoやKinkiやジャニーズJrにご執心でした。

そんなKinkiがデビューした直後、そのパロディとして始まったのが

野猿の元となるネタで御座います。

とんねるずのみなさんのおかげでしたの中でうたばんのパロディで

ほんとのうたばんというコーナーがあり

その中でとんねるずがKinkiに、そのバックダンサーを美術スタッフで歌い踊った訳です。

スタッフさん達は当然素人、踊りもふわふわしておりました。

この人たちが後々、全国にファンを作りコンサートをし

キャーキャー言われるアイドルになっていく訳です。

 

シングルは全部で11枚、アルバムは3枚

総曲数は50曲、その作詞をほぼ秋元康さんが手掛けております。

作曲はベーシストの後藤次利さん。

このコンビは48Gにも曲を作っていまして

AKBですとリオの革命や天国野郎、そして竹内先輩。

SKEでは合格Kiss、叱ってよ、ダーリン!、みつばちガールなどなど。

どうですか?名曲揃いでしょう。

この人たちが野猿の曲を全て制作しているわけです。

ダンスの振り付けはTRFのSamさんとCHIHARUさんとETSUさん。

メイン以外は全てプロのお仕事で賄われています。

 

とはいえ、とんねるずの二人も歌はそこそこ歌える人たち。

これより前には紅白にも出場しております。

売る為にはそれなりに歌が上手くないとお話にならないので

番組内でオーディションを行った結果メインボーカルが3人選ばれます。

そのメインボーカルのうちの1人が

私の惜しメン平山さんことテルりんです。

笑った時の大きな口に中学生の私はときめきました。

まぁ、このエントリー記事では音楽の良さを広めていきたいので

メンバーには深く言及していく予定はないのですが

多分声も印象的なので頭の片隅に置いておいて下さると嬉しいです(''ω'')

 

野猿が出したCDの中で一番売れた曲は7枚目の

First impressionという曲です。

なんやかんやあってメインボーカルの二人が抜けかける事件が起き

その補填でボーカル追加が行われます。

そこで初めて女性ボーカルが誕生し、野猿 feat. CAが誕生します。

このCAこと荒井千佳さんも音声スタッフの一人です。

本人は音楽活動に1ミリも興味がないとの事でこの1曲のみで退場するのですが

当時はそのクールさが受けていた様に思います。

 

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聞いて頂くと分かるかと思いますが

お笑い要素は全くないガチの音楽とガチの歌詞。

それもそのはず、この時代はCDが特典なんてつけなくても数万枚売れる時代。

しかも野猿の販売元は我らがavexさん。

まだ現avexCEOがMAX松浦と呼ばれる前で肩書が専務だった頃です。

同じ時代には鈴木あみ浜崎あゆみ、のちには宇多田ヒカルなんかも出てくるのです。

遊びで11枚も出せるはずもないわけです。

それでも最大のヒットはこのシングル7枚目ですし、売上は39万枚です。

実は当時中学生の私はこのCAが入る事にやや抵抗がありまして

ここから少し野猿からは離れがちになってしまいます。

という事で次は私が甲乙つけがたい3曲を紹介したいと思います。

 

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こちらは4枚目のシングル、Be cool!です。

当時新社屋となった球体展望台に自分たちでセットを組み

PV撮影をする人たち、それが野猿で御座います。

夕日をバックに踊るシーンが大好きで、イントロのメロディアスな感じが

そこに相まってとても良い。

23万枚売り上げたこちらは初登場3位。

1位はKinki kidsのやめないで、PURE。2位は発売2週目の宇多田ヒカル

Movin'on without you。

この並びに野猿なのでございます。

因みにデビューの翌年の1999年の紅白に初出場した時は

このBe cool!で全身白塗りをして、髪の毛を剃って文字を作り歌唱しました。

安心して下さい、出禁にはならず翌年も出場しておりますので。

 

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Be cool!に続いた5枚目のシングルがSelfishです。

Rap̪詞が取り入れられ、メインボーカルが歌い継ぐシーンは

それぞれが格好良くて大好きなシーンです。

PVで初めてドラマが取り入れられ、演技をするスタッフの人たち。

撮影は千葉マリンスタジアムなんですが

夜間のライトを浴びてスーツを着て踊るおじさん達が最高に素敵です。

この曲でMステに初登場し、ROUND 1のCMをし、ボーカルの平山さんは

地元洞爺湖の大使にも任命され

その活動をフジの1番組を大きく逸脱したアーティストとなっていきます。

 

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その平山さんが歌いだしを担当した3枚目のシングルが

こちら、SNOW BLINDです。

どうですか?薄々皆さん気づいてたと思うんですけど

もう平山さんの声がやばすぎると思いませんか???

当時の平山さんは30歳そこそこなんですけど、当時14歳の私はメロメロでした。

冬になると思い出す曲の1つ、イントロのキラキラが

ちらつく雪を彷彿させます。

 

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冬が来たら夏だよね!という事で9枚目のシングル

太陽の化石です。

この曲はイントロの掴みから変化が何度もあって

曲自体が色々な顔を持つ曲だなと思います。

当時の私には全然響かなかったんだけども、大人になると響く曲。

良さが分かるまで大分かかりました。

 

この頃、おかげでしたの中では野猿総選挙というものが開催され

既存メンバーから一人最下位の人と新メンバーが入れ替わるというイベントを行いました。

48Gヲタクにはん?というフレーズですが

野猿は他にも野猿ドラフト会議や握手つきでCD販売等を行っていて

ここから始まってたー!やすす既にここからだったー!となります。

ただ、当時はCDに投票権をつけるわけでなくハガキとイベントでの投票オンリーでした。

良い時代でしたね…。

総選挙をするとはいえ、野猿は正直メインボーカルじゃない

ダンサーチームのメンバーでも人気が相当ありました。

11枚の中には女性ボーカルと野猿のメインボーカル4人だけの

ユニット曲も含まれるのですが、当時ダンサーメンバーのファンの反発は

結構あったと記憶しております。販売もあまり伸びず8.5万枚。

最高順位も9位と振るわずこの形は2度とありませんでした。

とはいえ曲自体はとても格好いいので

こちらも聞いて頂けたら嬉しいなぁと思います。

 

Star - yaen front 4 men feat.saki [MV] by ミラージュ97 音楽/動画 - ニコニコ動画

 

野猿が最後の最後に出した曲はFish Fightです。

こちらが最初で最後のおふざけ満載、楽しいパーティーソングとなっていて

PVもフルサイズで作られております。

この曲はやすす作詞ではなく、作曲の後藤さんの作詞です。

仮歌詞のつもりでつけたらしいのですが、とんねるずが気に入り

このままの発売となったそうです。

 

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90年代を代表するサウンドに全力で踊るふざけた大人たち。

最後のシングルですが、とてもラストに相応しい野猿の形だったなと思います。

 

 

1枚目から11枚目まで総売り上げは100万枚は越えています。

活動日数は1354日。

横浜アリーナで初コンサートをして武道館を3日埋めて

紅白は2年連続出場。

解散を発表し、コンサートをした直後はファンが自殺をしたなんて出来事もありました。

そんな1時代を作ってきた野猿の素敵な音楽が

知らない世代の方に1曲でも刺さってくれたら嬉しいなと思います。

因みに、ここに紹介しきれなかった

 

1枚目のシングル Get down

Get down - 野猿 [MV] by ミラージュ97 音楽/動画 - ニコニコ動画

 

2枚目のシングル 叫び

叫び - 野猿 [MV] by ミラージュ97 音楽/動画 - ニコニコ動画

 

6枚目のシングル 夜空を待ちながら

夜空を待ちながら - 野猿 [MV] by ミラージュ97 音楽/動画 - ニコニコ動画

 

8枚目のシングル Chiken guys

Chicken guys - 野猿 [MV] by ミラージュ97 音楽/動画 - ニコニコ動画

 

こちらも興味があったら是非是非…。

後藤さんの作曲は大体ツボなので、同じくという方にお勧めしたいと思います。

今回リンク先はニコニコが多いのは比較的画質が良かったからです。

You tubeでも見れますし、iTunesにもあるのでApple Music辺りでも聞けるかもしれません。

もし、お気に入りの1曲が出来ましたら是非是非教えて下さいませ。

全力で「だよねー!!!」しに行きますので。

あと出来れば歌が上手い人は私に聞かせて下さい。泣いて喜びます。