季節は巡る。
公式からのアナウンスが私のTLに流れてきた時
全く予期していなかったのでただただ呆然とした。
とっても悔しかった私は
今まではFFさんのCasを聞くばかりだったのに
その日初めてCasをした。
引くくらい泣いてしまったのに
でも、皆黙って話を聞いてくれて
時に同意してくれてとっても救いになった時間だった。
生誕委員になりすましで酷い事いうアカウントが現れた。
絶対に本人じゃないって思えた。
なんの確証もないのに、絶対に本人じゃないと。
私が知ってる彼女は精々お試しのモバメを取っていた1ヶ月ほど。
でもそれでも違うと思える核心があった。
彼女のメールは常にファンありきだったから。
あんたんモバメは
— 黒い鳥の人 (@blackthrush_r) 2017年2月1日
甘えてくれてるというより頼りにされてるって感覚が強くある。
完全に心を許してて半泣きな感じであざとさもちらっとあるんだけど
寸前でやめて、こっちがあっ…あっ…ってなる。
あんたん。これがもう凄かった。名前はさん付けから呼び捨ての使い方が絶妙。丁寧な文面で距離を保ちつつ次のメールでは一気にぐっと近づいてくる感じ。画像じゃなくて文章で可愛い・守りたいを感じさせるのは最早プロレベルに達してると思う。軽い気持ちでお試しするとそこはもう沼。
— 黒い鳥の人 (@blackthrush_r) 2017年2月5日
それから数日後、本人がなりすましを否定するアカウントで現れた。
これぞ彼女だった。
この時も私は震えて、動揺して、Casを繋げた。
あの日と同じ様にまた助けられた。FFさんと、彼女本人に。
否定する為に作っただけの垢だったのかな?と思っていたけど
画像を変えたりと小さな発信をしてくれる様になった。
それが嬉しくて日に何度も覗きにいってしまった。
何か変わってないか?追加されてないか?それだけでも嬉しかった。
程なくしてBioが追加されて垢を夏まで残してくれる事になった。
彼女が決めた「夏」というリミットが
何を意味するかは私には分からない。
でもアイドルを目指した彼女なら、きっとまた動き出すのかもしれない。
もしかしたらもうこの世界には何も感じなくなって
全く違う世界へ、もう手の届かない人になるのかもしれない。
どうなるにしても、応援する事には代わりないのだけれど・・・。
それからは日常に関する呟きをしてくれる様になった。
相変わらず大好きなパンダのグッズ
お昼に食べたもの
日常で気になった事
そしてたまにあるアイコンの変化と画像の投稿。
滅多にリプしない私でもついリプを送った。
短い時間しかないから、せめて貴女を変わらず好きで応援してる人がいるんだという事を知っておいて欲しくて・・・。
季節は巡る。
さくらが散り、春が終わる。雨が土を潤して、夏へ・・・。
「夏」の到来を告げられて、残り時間は6月いっぱいという事だった。
夏と言われた時、それっていつまで?なんて濁していたけど
いざ・・・はっきり明言されるとやっぱりソワソワし始めてしまった。
彼女はアカウントを作って表には出てきてくれたけど
活動中の話には一切触れない。
そういう契約的な何かがあるのかもしれないけれど
取り沙汰された件については否定も明言も弁解もしてない。
彼女をアイドルとして素晴しいと感じたのは今までの彼女の人生があったからだ。
人を好きになって嫌いになって何かに夢中になったり何故か冷めてしまったり
やっぱり大事だと思い直したり、何かに想いを馳せたり
時には凄く傷ついてしまったり・・・。
好きなもの・嫌いなもの・出会ったもの・触れたもの・共感したもの・手放したもの
全てが彼女を作り彩り形づくったものだ。
そのどれが欠けても、彼女は出来上がらなかったから。
私はそれをアイドルとしての才能だとも感じてた。
だからこそ、辞退という形になってしまったのはとても残念だったけど
この数ヶ月の間、あのアカウントで感じられた事が
次に進む世界への1歩を支える時間になっていたら嬉しいと思う。
それが彼女を形づくる1部になりえるのならば尚幸せだ。
夏が来るまでもう少し。
今はまだ梅雨の時期を愛でていたい。